原子番号13、この星の未来を託された金属。

世界中の人々の関心を集める環境問題。
その解決策の一つとして期待されているのが、アルミニウムです。

その比重は、鉄や銅の約3分の1と軽いため、
新幹線や電気自動車の車両素材として採用され、大幅な低燃費化を実現。
さびにくく、じょうぶな特性から、
建物や橋など街のいたるところでも使われています。
また、熱と電気をよく伝えるために、エネルギー分野においても、
太陽光発電や、燃料電池の発電・蓄電効率を高める素材として、注目を集めています。

この物質が発見されたのは、わずか200年前。
5000年以上前から使われていた鉄や銅にくらべて歴史はごく浅いですが、
その特性を愛されて、需要量は銅や亜鉛を抜いて、非鉄金属第1位にまで成長。
今や、私たちのくらしに欠かせないものになりました。

軽く、加工しやすく、熱をよく伝え、毒性がなく、
再生しやすく、さびにくく、電気をよく通し、磁気を帯びず、
低温に強く、じょうぶで、真空特性に優れ、
美しい金属、原子番号13・アルミニウム。

200年の歴史しかもたないこの若い金属の可能性を、
私たちは、まだ十分に引き出せてはいない。
そう考えると、アルミニウムという金属の放つ輝きは、
この星の未来の可能性が瞬いているように思えてきます。

未来金属、アルミニウム