極低温(4.2K)での電気の通り易さの指標として RRR(Residual Resistivity Ratio:残留抵抗比)があります。
アルミニウムは電気伝導に優れ、純度が向上するに従い、その傾向は強くなります。
また、この抵抗の低い高純度アルミニウムを極低温中に入れると、熱振動に起因する抵抗も 無視できる程度まで小さくなり、RRRは大きくなります。この特性を利用して、 高純度アルミニウムは超伝導体の安定化材としても利用されます。