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製造所・工場・研究所
蒲原製造所<
〒421-3203
静岡県静岡市清水区蒲原161
TEL:054-385-2111

<概要>
蒲原製造所は、日本軽金属の各事業部門の複合組織です。
この組織には、
各工場に電力を供給する水力発電所
日本唯一のアルミニウム製錬をおこなう蒲原電解・鋳造工場(電解部門)
純度99.99%のアルミニウムを生産する蒲原電解・鋳造工場(偏析部門)
あらゆるアルミニウム製品素材の供給基地である蒲原電解・鋳造工場(鋳造部門)
各種押出製品を生産する日軽蒲原(株)押出工場
コンデンサー用電極箔を化成加工する蒲原電極箔工場
平行流方式のカーエアコンコンデンサーを生産する蒲原熱交製品工場
苛性ソーダをはじめ各種化学製品を生産する蒲原ケミカル工場
・・・および新規事業・開発製品等の生産をおこなう工場があります。また、この地区には、日軽グループの技術開発を担うグループ技術センターを始め、日軽グループの関係会社が活動しています。
テクノロジーカンパニーをめざす日本軽金属グループの、アルミニウム地金から各種加工製品にいたる、複合事業を担う蒲原製造所は、長期にわたって蓄積された技術力を最大に発揮し、自家用水力発電設備を擁するアルミニウムの総合工場として、お客様のさまざまなニーズにお応えしていきます。
<敷地面積>
459,000m²
<操業>
1940(昭和15)年10月



水力発電設備

蒲原製造所の工場群を動かす電力の大部分は、自家用水力発電所から供給され、一部不足分は買電に依っています。
自家用水力発電設備は富士川の中・下流域にわたって、雨畑ダム・柿元ダムの高堰堤、槫坪・波木井川・塩之沢・十島の低堰堤、導水路および6ヵ所の発電所からなっており、合計で142,500KWの出力があります。
全発電所が蒲原製造所内の制御室で、一括監視制御されています。

<生産品目>
電力
<設備・能力>
富士川第一発電所 42,000KW
富士川第二発電所 49,500KW
波木井発電所 19,900KW
佐野川発電所 5,800KW
本栖発電所 12,300KW
角瀬発電所 13,000KW



グループ素材センター

日本のアルミニウム製錬業はエネルギーコストの上昇と、円高とにより大きな打撃を受け、相次ぐ縮小・撤退を余儀なくされ、昭和62年には蒲原を残すのみとなりました。この中にあって電解部門は生産量を縮小しつつも、自家水力発電設備の電力によって国際競争力を保ち、国内唯一のアルミニウム製錬工場として、国内製錬の灯火を守り続けています。
電解部門で生産されるアルミニウム地金は、優れた技術力によって世界でも最高品位である平均純度99.95%を実現しています。偏析部門では、日軽偏析法により99.99%以上の高純度地金を生産しています。
鋳造部門では1000系の純アルミ系から7000系まですべての合金系に加え、純度99.99%の高純系まであらゆる組成・品質・形状に対応した、ビレット・スラブの生産を行っています。
押出・鍛造用素材としての各種ビレットの生産は、多品種少量生産に対応し、かつ最新鋭のホモジナイズシステムによる均質化処理装置を備えています。
板・箔地用素材としてのスラブの生産は、大型スラブライン、高品質スラブラインを設置し、一般箔・印刷板からハイテクノロジー素材までをカバーする体制を整えています。
また、Alcan International社(現Novelis Inc.)の技術特許であるベルト式鋳造機の技術をベースに、当社との長年に亘る共同研究・開発によって、新規マーケットに対応し得る品質・技術を持つ、薄板連続鋳造設備「FLEXCASTERTM」により、材料特性に優れた素材を生産しています。
グループ素材センターは日本軽金属の広範囲な裾野展開を支える地金供給基地として、テクノロジー分野への展開を支えています。

<生産(営業)品目>
【電解偏析部門】 アルミニウム地金
99.9%〜99.97%(一次電解)
99.98%〜99.999%(偏析法)
【鋳造部門】 ビレット(純アルミ系、合金系、高純系)
スラブ(純アルミ系、合金系、高純系)
<設備・能力>
【電解偏析部門】 55KA横型ゼーダーベルグ電解炉・・・7,000t/年
偏析法精錬炉・・・・7,000t/年
【鋳造部門】 110,000t/年



日軽蒲原渇沛o工場

押出工場は、昭和48年にアルミニウムおよびその合金の押出形材の生産・供給拠点として、主原料となるビレットの供給元である蒲原電解・鋳造工場の隣接地に工場を建設し、同年11月に1号押出機が操業を開始しました。
当初、直接押出機により建築用形材を主力に生産を行ってきましたが、二輪自動車、四輪自動車、OA機器、精密機械などの分野からの需要が増加するとともに高精度・高性能・高強度の形材のニーズの高まりに対応すべく昭和60年・平成4年には大型および中型間接押出機を導入しました。
更に、形材に曲げ・切断・穴あけ等の加工を施してお客様の工数の削減に協力できる加工品の供給を始めています。
一歩先を見て特長ある製品群を創り・造り出していく工場、それが押出工場です。

<生産品目>
アルミニウム及びその合金の押出形材(二輪自動車用、四輪自動車用、電機機械部品用、輸送車輌用、建築用、その他一般用)
アルミニウムの管、継目無し管および棒(押出材並びに引抜き材)
アルミニウムの押出材加工品
<設備・能力>
押出:4,500t/年
管棒:12,000t/年
直接単動押出機 1台
間接複動押出機 2台



蒲原電極箔工場

蒲原電極箔工場は、アルミ電解コンデンサ用電極箔分野でのトップメーカーのひとつである日本蓄電器工業株式会社(JCC)との共同事業として運営されています。
アルミ電解コンデンサは、デジタル家電、パソコンを始め各種エレクトロニクス製品、自動車分野など幅広い分野で大量に使用されています。蒲原電極箔工場では、このアルミ電解コンデンサ用の高純度アルミ電極箔の化成加工(エッチング加工済の電極箔に陽極酸化によって耐電圧膜を付与する工程)のうち今後の市場拡大が特に見込まれる高電圧対応の化成加工を中心に生産を行っています。
JCCのアルミ電解コンデンサ用箔の加工技術と日本軽金属の高純度アルミの製造・表面処理技術は、低コストの電力を有する蒲原地区で結びつき、限りない可能性を求めていきます。

<生産品目>
アルミ電解コンデンサ用陽極箔
<設備・能力>
1,500万m²/年



蒲原熱交製品工場

蒲原熱交製品工場は、独立系としては世界最大の熱交換器メーカーMODINE MANUFACTURING CO.と日本軽金属との共同出資により設立された、日軽熱交株式会社からカーエアコン用パラレルフローコンデンサー(PFC)の生産を委託され、昭和63年5月に生産を開始しました。このPFCは日本軽金属が育てたノコロックろう付技術とMODINE社のパラレルフロー技術の融合により、当工場で世界で初めて生産されました。
平成11年には蓄積された技術を元にレシーバータンクを一体ろう付けしたコンデンサー
(IPEC)の生産を開始しました。

<生産品目>
カーエアコン用パラレルフローコンデンサー、産業用機器用熱交換器、パラレルフローオイルクーラー、コンピュータ冷却用熱交換器
<設備・能力>
150万台/年
ノコロックろう付炉
気密耐圧試験機
粉体塗装器



蒲原ケミカル工場

蒲原ケミカル工場は、昭和26年に操業開始した日本軽金属唯一の化学工場です。当工場は、たえず進歩するお客様の要求に対応するため、製品の品質向上と安定化・多様化を図ると共に、製造プロセスの合理化・省力化により、競争力のある製品の製造に努めています。蒲原ケミカル工場は、苛性ソーダ、塩素、水素をはじめとして無機塩素化合物、有機塩素化合物等多数品種を製造し、これらの製品はアルミニウム、紙パルプ、浄水、農薬、プラスティック、繊維、セラミックスなど、幅広い分野でご使用いただいております。硫酸アルミニウム製造工場は北海道、本州、四国の各地に6つの分工場があり、全国にお届けできる体制を整えております。
新製品の開発は、蒲原ケミカル工場独自の塩素化技術を中心に、お客様の要求に的確に対応していきます。

<生産品目>
苛性ソーダ、塩素、水素、各種化学薬品
<設備・能力>
苛性ソーダ:60,000t/年
塩素:54,200t/年
水素:16,800km³
イオン交換膜法電解槽
塩酸、次亜塩素酸ソーダ、無水塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等の 無機塩素化学物製造プラント
各種有機塩素化合物製造プラント



メタル・素形材事業部 鍛造製品課

鍛造製品課は、アルミニウム熱間鍛造製品の生産を行っています。日本軽金属の後方押出および密閉鍛造法による熱間鍛造製品は、鋳物製品と比べて強度が高く、軽量化でき、鋳巣欠陥がない等の利点を持っているため、電気部品や自動車部品、圧力機器部品等多方面に使用され高い評価を受けています。
この熱間鍛造技術及びアルミニウム材料開発技術を含めた、日本軽金属の総合技術を集結し、高品質な製品を生産しています。

<生産品目>
アルミニウム熱間鍛造品(電気部品、自動車部品、油圧空圧機器部品等)



メタル・素形材事業部 蒲原FC課

メタル合金事業部蒲原FC課は、平成2年にスタートした部門で、フラックスとセラミックスの2つの製造部門からなっています。
フラックスはアルミニウムの溶解作業時に品質を改善するうえで欠かすことの出来ないものであり、幅広い用途に応える豊富な品揃えばかりでなく、蓄積された技術力と、幸田、三重工場との密接な連携のもとに、顧客への積極的な提案を行い、商品名「KKフラックス」を製造販売しています。
セラミックス部門では、窒化ケイ素系セラミックス「セラコンポ」を製造販売しています。アルミニウムの溶解、溶湯処理における永年の経験を活かし、アルミニウム溶湯回りで使用される低圧鋳造機用ストーク、溶湯加熱用浸漬ヒーター、熱電対用保護管、ポンプ部材などの他、ロール、軸受け等耐磨耗を目的とした箇所にも多く使用されています。変わったところでは遠赤外線放射板などもあります。
その他、永年蓄積された溶湯処理技術を活かし、溶湯清浄化装置「静波」の販売もしています。

<生産品目>
アルミニウム合金溶湯処理用KKフラックス(脱ガス、脱滓、脱Ca、脱Mg、灰絞り、微細化用フラックス)
溶湯清浄化装置「静波」
窒化ケイ素系セラミックス(セラコンポE、セラコンポS)



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