平成20年1月7日
2008年 社長年頭挨拶
ご安全に。皆さんあけましておめでとうございます。
昨年4月から新しい中期経営計画がスタートしました。この計画の中で重要なポイントとして捉えている、成長市場への積極的な経営資源の投入に関しては、それぞれの分野で、すでに数々の施策を実施あるいは決定してきました。自動車分野では、日軽エムシーアルミを発足させ、日軽金アクトの中国第2拠点の設置、ニッケイサイアムでの仕上げ設備導入と冷間圧延機リニューアルの投資を行うことなどを決定しました。電機・電子分野では、東洋アルミのICカード、ICタグ用設備の増強、電極箔工場での高圧化ラインへの改造などを行いました。また、エネルギー関連分野では、日軽金アクトの使用済み核燃料貯蔵容器用の材料製造ラインの投資決定などを行いました。
さらに、基盤事業関連では、東洋アルミ、東海アルミ箔の一体化運営を行い、海外展開では、東洋アルミ中国工場の建設開始、日軽金グループ上海事務所開設などを行ってきました。
ただこの程度では、中期経営計画の達成とその先に続く発展への展望は小さなものにすぎず、さらなる展開を図っていかなければなりません。その展開を図る基礎として、皆さんには「使命」、「経営手法」、「人材に対する考え方」で構成される日軽金グループの3つのエッセンスを共有していただきたいと思っています。これらのエッセンスが十分に共有できれば、日軽金グループはもっともっと力強い企業グループになると私は信じています。
共有するエッセンスの一つ目は、日軽金グループ共通の使命ということです。私は、それは「アルミとアルミ関連素材の用途開発を永遠に続けることによって、人々の暮らしに貢献していく」ことだと考えています。これまでのグループの歴史を踏まえて、これからの進むべき道を示したものです。この使命を共有することで、私たちは同じ方向と目標を目指していけると思います。
二つ目のエッセンスは、グループ共通の経営手法となる次の4項目です。
1.営業・開発・製造を一体化した「創って作って売る」の実践
2.商品ごとの営業利益管理
3.機能別縦組織と横串を融合したマトリックス組織による商品開発と事業開発
4.海外への事業展開
これらは、それぞれの事業ユニットの形態や領域の違いによって、その実施度合いは異なります。しかし、これらの経営手法を共有することで、ビジネスを「小さいサイクルで捉える」、「幅広い視野と知見で捉える」、「グローバルで捉える」ということについて、共通の視点を手に入れる事ができます。そしてそれは、日軽金グループの共通言語へとつながっていくはずです。
三つ目のエッセンスは、グループ共通の人材に対する考え方についての次の2項目です。
1.全ての事業ユニットは、全員が自分の仕事に責任と誇りを持ち、伸び伸びと自分の力を発揮できる職場作りを行う
2.全ての事業ユニットは、グループ全体にとって必要な人材の育成に協力する
グループ人材はグループの宝です。みんなで育てていきましょう。
日軽金グループは、様々な歴史、生い立ち、社内風土、事業領域、事業形態、事業規模を持つユニットの集合体です。日軽金グループが強くなるためには、個々の事業ユニットが強くなることが欠かせません。それには3つのエッセンスの共有に加えて、それぞれの個性や強みを存分に発揮する取り組みも必要になります。それぞれの事業ユニットには、その個性に合ったビジョンを掲げ、全員参加型のビジョナリー経営を展開していただきたいと思います。組織全体が同じビジョンのもとで結束する。そういう光景が日軽金グループの様々な場面で見られるようになると最強の企業グループが出来上がるものと考えています。
今年も日軽金グループ全員で明日に向かって元気良く走って行きましょう。
最後に皆様と皆様のご家族にとって、平和で健やかな年になりますようお祈り申し上げます。
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