日本軽金属株式会社

事業拠点

蒲原製造所

概要

蒲原製造所は、日本軽金属の各事業部門の複合組織です。 この組織には、各工場に電力を供給する水力発電所、純度99.99%のアルミニウムを生産するグループ素材センター(偏析部門)、あらゆるアルミニウム製品素材の供給基地であるグループ素材センター(鋳造部門)、各種押出製品を生産する日軽蒲原(株)押出工場、コンデンサー用電極箔を化成加工する蒲原電極箔工場、平行流方式のカーエアコンコンデンサーを生産する蒲原熱交製品工場、苛性ソーダをはじめ各種化学製品を生産する蒲原ケミカル工場、および新規事業・開発製品等の生産をおこなう工場があります。
また、この地区には、日本軽金属グループの技術開発を担うグループ技術センターを始め、日本軽金属グループ各社が活動しています。 テクノロジーカンパニーをめざす日本軽金属グループの、アルミニウム地金から各種加工製品にいたる複合事業を担う蒲原製造所は、長期にわたって蓄積された技術力を最大に発揮し、自家用水力発電設備を擁するアルミニウムの総合工場として、お客様のさまざまなニーズにお応えしていきます。

  • 敷地面積
    459,000m2
  • 設立
    1940(昭和15)年10月

水力発電設備

蒲原製造所の工場群を動かす電力の大部分は、自家用水力発電所から供給され、一部不足分は買電に依っています。 自家用水力発電設備は富士川の中・下流域にわたって、雨畑ダム・柿元ダムの高堰堤、槫坪・波木井川・塩之沢・十島の低堰堤、導水路および6ヵ所の発電所からなっており、合計で144,500kWの出力があります。 全発電所が蒲原製造所内の制御室で、一括監視制御されています。

  • 生産品目
    電力
  • 設備・能力
    富士川第一発電所42,000kW
    富士川第二発電所49,500kW
    波木井発電所21,900kW
    佐野川発電所5,800kW
    本栖発電所12,300kW
    角瀬発電所13,000kW

グループ素材センター

鋳造部門では1000系の純アルミ系から7000系まですべての合金系に加え、純度99.99%の高純系まであらゆる組成・品質・形状に対応した、ビレット・スラブの生産を行っています。押出・鍛造用素材としての各種ビレットの生産は、多品種少量生産に対応し、かつ最新鋭のホモジナイズシステムによる均質化処理装置を備えています。板・箔地用素材としてのスラブの生産は、大型スラブライン、高品質スラブラインを設置し、一般箔・印刷板からハイテクノロジー素材までをカバーする体制を整えています。
また、Alcan International社(現Novelis Inc.)の技術特許であるベルト式鋳造機の技術をベースに、当社との長年に亘る共同研究・開発によって、新規マーケットに対応し得る品質・技術を持つ、薄板連続鋳造設備「FLEXCASTERTM」により、材料特性に優れた素材を生産しています。 グループ素材センターは日本軽金属グループの広範囲な裾野展開を支える地金供給基地として、テクノロジー分野への展開を支えています。

  • 生産(営業)品目
    偏析部門
    アルミニウム地金
    99.98%~99.9999%(偏析法)

    鋳造部門
    ビレット(純アルミ系、合金系、高純系)
    スラブ(純アルミ系、合金系、高純系)
  • 設備・能力
    偏析部門
    偏析法精錬炉・・・・7,000t/年

    鋳造部門
    110,000t/年

日軽蒲原㈱押出工場

押出工場は、1973(昭和48)年にアルミニウムおよびその合金の押出形材の生産・供給拠点として、主原料となるビレットの供給元である蒲原鋳造工場(現グループ素材センター)の隣接地に工場を建設し、同年11月に1号押出機が操業を開始しました。
当初、直接押出機により建築用形材を主力に生産を行ってきましたが、二輪自動車、四輪自動車、OA機器、精密機械などの分野からの需要が増加するとともに高精度・高性能・高強度の形材のニーズの高まりに対応すべく昭和60年・平成4年には大型および中型間接押出機を導入しました。
更に、形材に曲げ・切断・穴あけ等の加工を施してお客様の工数の削減に協力できる加工品の供給を始めています。
一歩先を見て特長ある製品群を創り・造り出していく工場、それが押出工場です。

  • 生産品目
    アルミニウム及びその合金の押出形材(二輪自動車用、四輪自動車用、電気機械部品用、輸送車輌用、建築用、その他一般用)
    アルミニウムの管、継目無し管および棒(押出材並びに引抜き材)アルミニウムの押出材加工品
  • 設備・能力
    押出:4,500t/年
    管棒:12,000t/年
    直接単動押出機 1台
    間接複動押出機 2台

蒲原電極箔工場

蒲原電極箔工場は、アルミ電解コンデンサー用電極箔メーカーの日本蓄電器工業株式会社(JCC)との共同事業として運営されています。
アルミ電解コンデンサーは、デジタル家電、パソコンを始め各種エレクトロニクス製品、自動車分野など幅広い分野で使用されており、今後も世界的な電子部品需要の伸張により、アルミ電解コンデンサー市場の成長が見込まれています。
蒲原電極箔工場では、このアルミ電解コンデンサー用の高純度アルミ箔の化成加工(エッチング加工済の高純度アルミ箔に陽極酸化によって耐電圧被膜を付与する工程)を行っています。
JCCの加工技術と日本軽金属の製造・表面処理技術により水力発電を有する蒲原地区で結びつき、限りない可能性を求めていきます。

  • 生産(営業)品目
    アルミ電解コンデンサー用陽極箔
  • 設備・能力
    1,500万m²/年

蒲原熱交製品工場

蒲原熱交製品工場は、独立系としては世界最大の熱交換器メーカーModine Manufacturing Co.と日本軽金属との共同出資により設立された日軽熱交株式会社から、カーエアコン用パラレルフローコンデンサー(PFC)の生産を委託され、1988(昭和63)年5月に生産を開始しました。このPFCは日本軽金属が育てたノコロックろう付技術とModine社のパラレルフロー技術の融合により、当工場で世界で初めて生産されました。
1999(平成11)年には蓄積された技術を元にレシーバータンクを一体ろう付けしたコンデンサー(IPEC)の生産を開始しました。

  • 生産(営業)品目
    カーエアコン用パラレルフローコンデンサー、産業用機器用熱交換器、パラレルフローオイルクーラー、コンピュータ冷却用熱交換器
  • 設備・能力
    150万台/年
    ノコロックろう付炉
    気密耐圧試験機
    粉体塗装器

蒲原ケミカル工場

蒲原ケミカル工場は、1951(昭和26)年に操業開始した蒲原製造所唯一の化学工場です。当工場は、たえず進歩するお客様の要求に対応するため、製品の品質向上と安定化・多様化を図ると共に、製造プロセスの合理化・省力化により、競争力のある製品の製造に努めています。蒲原ケミカル工場は、苛性ソーダ、塩素、水素をはじめとして無機塩素化合物、有機塩素化合物等多数品種を製造し、これらの製品はアルミニウム、紙パルプ、浄水、農薬、プラスティック、繊維、セラミックスなど、幅広い分野でご使用いただいております。硫酸アルミニウム製造工場は北海道、本州、四国の各地に5つの分工場があり、全国にお届けできる体制を整えております。
新製品の開発は、蒲原ケミカル工場独自の塩素化技術を中心に、お客様の要求に的確に対応していきます。

  • 生産(営業)品目
    苛性ソーダ、塩素、水素、各種化学薬品
  • 設備・能力
    苛性ソーダ:60,000t/年
    塩素:54,200t/年
    水素:16,800km3
    イオン交換膜法電解槽
    塩酸、次亜塩素酸ソーダ、無水塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等の無機塩素化学物製造プラント,各種有機塩素化合物製造プラント

メタル・素形材事業部 鍛造製品課

鍛造製品課は、アルミニウム熱間鍛造製品の生産を行っています。日本軽金属の後方押出および密閉鍛造法による熱間鍛造製品は、鋳物製品と比べて強度が高く、軽量化でき、鋳巣欠陥がない等の利点を持っているため、電気部品や自動車部品、圧力機器部品等多方面に使用され高い評価を受けています。
この熱間鍛造技術及びアルミニウム材料開発技術を含めた、日本軽金属の総合技術を集結し、高品質な製品を生産しています。

  • 生産(営業)品目
    アルミニウム熱間鍛造品(電気部品、自動車部品、油圧空圧機器部品等)
ページトップに戻る