ニュースリリース
日本軽金属株式会社が固形『次亜塩素酸ソーダ5水和物』を独自開発
2013年4月8日
日本軽金属株式会社
日本軽金属株式会社(社長:石山喬、本社:東京都品川区)は、固形・高濃度・高純度・安定性にすぐれた、次亜塩素酸ソーダ5水和物『ニッケイジアソー5水塩』の販売を開始いたしました。
現在、飲料水や食品の殺菌消毒に使用されている次亜塩素酸ソーダは、有効塩素の濃度が12%の液体で、長年、その高純度化、保存安定性の改善が求められてきました。こうした中で日本軽金属は、長年培った高純度化技術をもとに、固形化を図り、高濃度で安定性にすぐれた次亜塩素酸ソーダ5水和物、製品名『ニッケイジアソー5水塩』の開発に成功しました。
次亜塩素酸ソーダは化学反応の酸化剤や塩素化剤にも使用されていますが、『ニッケイジアソー5水塩』は有効塩素が41%と高濃度で強力な酸化剤として利用でき、容積効率の改善が図れるばかりでなく、排水処理負荷も低減できます。また、冷蔵保管すれば120日以上の長期保管が可能という特徴もあり、新たな化学反応の酸化剤としても注目を集めています。
日本軽金属(株)ホームページ: https://www.nikkeikin.co.jp/
新製品の概要
製品: ニッケイジアソー5水塩
(次亜塩素酸ソーダ5水和物、次亜塩素酸ソーダ5水塩、
次亜塩素酸ナトリウム5水和物、次亜塩素酸ナトリウム5水塩、
Sodium hypochlorite pentahydrate)
化学式: NaClO・5H2O
CAS: 10022-70-5
用途: ・化学反応の酸化剤、塩素化剤
・上下水道の殺菌、消毒
・プール等の殺菌
・食品工場での殺菌、消毒
・その他
特徴: ・安定性の高い結晶(冷蔵保管で長期保存可能)
・高濃度(有効塩素 約42%と通常の液体ジアソーの3倍以上)
・高純度(塩素酸、臭素酸などの不純物が非常に少ない)
・強力な酸化作用
・強力な殺菌作用
・溶剤や水に溶かして使用可能
・弱アルカリ性(過剰アルカリなし)
写真
今後の展望
4月24日~26日に東京ビックサイトで開催されるCPhI Japan 2013に出展し、4月26日には出展者プレゼンテーション(A-17)にて、協同で用途開発を進めている静岡理工科大学桐原教授による、「ニッケイジアソー5水塩」を利用した新しい反応についてのプレゼンテーションを行います。
出展ブース E-40
日時:2013年4月24日(水)~4月26日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東4・5ホール
出展者プレゼンテ-ション: A-17
日時:2013年4月26日(金)13:00~13:30
テーマ:「次亜塩素酸ナトリウム5水塩(結晶)を利用した新しい酸化反応」
日本軽金属株式会社/静岡理工科大学理工学部教授桐原正之
商品に関するお問い合わせ
日本軽金属株式会社 化成品事業部 加藤、杉山 TEL:03-5461-8565
リリースに関するお問い合わせ
日本軽金属株式会社 広報室 TEL:03-5461-9333