日本軽金属株式会社

板事業

厚板から薄板までのFSW技術(摩擦攪拌接合)

FSW

FSW:Friction Stir Welding(摩擦攪拌接合)。
高速で回転しているFSWツールを被接合材に接触させて材料を発熱し、その摩擦熱とFSWツールによる塑性流動で接合させる技術。

TWI社(英国にある溶接技術の研究開発機関)で1991年に開発された技術であり、 日本軽金属ではTWI社より1997年からFSWの技術ライセンスを受けている。

特長

アルミニウム板及び押出形材の接合において、接合する材料の厚さが200mmまでの接合を可能。

溶接に比べ、接合部分の強度が高い。

英国TWI社から技術導入したFSW技術を進化。

気密性が重要視される液晶・半導体製造装置部品に対して、FSWは最も有効な接合方法です。

用途

装置 ・ 機械部品関連――精密機械部品、高強度金型 等

自動車輸送関連――――輸送関連部品 等

  • 液晶製造装置部品用FSW製品
    (3830mm × 4300mm)

  • FSW製COOLING PLATE
    (ダイカスト / 5052板材)

  • 液冷ジャケット
    COOLING PLATEおよび超小型ラジエター

特性

アルミ厚板の分野においては、お客様のご要望にお応えするために、厚さ 20mm以上の厚板をFSWする技術を開発するとともに、厚板専用の大型FSW設備を導入しました。
これによる最大接合深さは、5052、6061材で100mmであり、従来にない接合深さを達成しています。
さらに、この接合を材料両面から施すことにより厚さ200mmまでの厚板の接合が可能となり、現在、液晶・半導体製造装置向けなどに大型厚板製品を納入しています。

  • 5052材150mmFSW接合部
    (マクロ組織、サンプル)

  • マイクロFSW接合部
    (マクロ組織)

日本軽金属グループのFSW設備
接合深さ(厚さ)
0.5㎜ ~ 3.0㎜1台
3.0㎜ ~ 30㎜6台
30㎜ ~ 100㎜1台

お問い合わせ先

  • 日本軽金属株式会社 板事業部(東京)
    電話:03-6810-7129
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